温泉とは?
温泉のほとんどは現在の天水を起源とし、地下深部に流入して地球内部の熱によって過熱され、火山ガスや周囲の岩石から化学成分を溶出し、再び地表に湧き出しているものです。『温泉法』で定める『温泉』とは、地上へ湧出した時の温度が25℃以上であるか、あるいは、下記に掲げるもののうち、いづれか一つを含んでいれば、『温泉』として認められます
物 質 名 | 含有量(1kg中) | |
溶存物質(ガス性のものを除く) |
250mg以上 | |
リチウムイオン(Li+) | 1mg以上 | |
ストロンチウムイオン(Sr++) |
10mg以上 | |
バリウムイオン(Ba++) | 5mg以上 | |
フェロまたはフェリオン(Fe++,Fe+++) | 10mg以上 | |
第1マンガンイオン(Mn++) | 10mg以上 | |
水素イオン(H+) | 1mg以上 | |
臭素イオン(Br-) | 5mg以上 | |
ヨウ素イオン(I-) | 1mg以上 | |
フッ素イオン(F-) | 2mg以上 | |
ヒドロヒ酸イオン(HAsO4–) | 1.3mg以上 | |
メタ亜ヒ酸(HAsO4) | 1mg以上 | |
総硫黄(S)[HS- + S2O3– + H2Sに対応するもの] | 1mg以上 | |
メタホウ酸(HBO2) | 5mg以上 | |
メタケイ酸(H2SiO3) | 50mg以上 | |
重炭酸ソーダ(NaHCO3) | 340mg以上 | |
ラドン(Rn) | 100億分の20キュリー単位以上 | |
ラジウム塩[ラジウム(Ra)として] | 1億分の1mg以上 |
つまり温泉法によると冷たい温泉もあり、以下の様に区分されます。
・冷鉱泉:25℃未満
・低温泉:25℃以上~34℃未満
・温泉 :34℃以上~42℃未満
・高温泉:42℃以上